2022年08月30日
料理教室に通わせても、こどもの好き嫌いはなくならない!?
料理教室に通えば、好き嫌いはなくなる?
こども料理教室をしていると、
こどもの好き嫌いや偏食で困っているママたちから、
「料理教室に通わせて、自分で作れば
食べてくれるようになりますか?」
と聞かれることがあります。
もちろん、食べてくれる子もいます!
でも、「作る」と「食べる」は
イコールではないので、
やっぱり食べない子もいます・・
じゃぁ、食べない食材やメニューは作らない、出さない!のは違うなーと思っています。
記憶が積み重なって、好き嫌いのベースになる
ご自身でも思い当たりませんか?
家族でケラケラ笑って食べた
あのおやつは今でも食べたくなるし、
友達の家で緊張しながら食べた
サラダは味がしなかった。
体調が悪くて
吐いてしまったお弁当の
おかずは今でも苦手。。
実は、そんな記憶が、好き嫌いのベースを作っているのです。
料理や食は、味覚だけでなく、嗅覚や触覚など
五感をフル活用するので、
記憶に結び付きやすいと言われています。
大切なのは、
「興味を持つことで、
食に対する良いイメージを積み重ねること」
たとえ、すぐには、好き嫌いがなくならなくても、苦手なものを食べられなくても
食べなさい!食べないと病気になるよ!
おやつあげないよ!
と脅されて、食べることに、イヤなイメージが残っていくより、
この野菜、ぼく嫌いだけど・・・
★触ってみると、ツルツルしてるんだな~
★半分に切ったら、わ!中から種が出てきた!!
★ぼくがこれでお料理したら、
家族がとっても喜んでくれた~!
うれしい~!
そんな体験の積み重ねの先に、
成長の過程で味覚も変化していくし、
食べられるものが増えていくのだと思います。
ご家庭でも、苦手野菜こそ、
キッチンに立った我が子に、渡してみませんか?