自分の気持ちを言葉にしていますか？

２月に入り、こども料理教室は、味噌づくりが始まりました。

大豆を煮る湯気や、甘い香り、麹の香りも、ふわ～っとして、冬ならではの仕込みのあたたかさを感じています。

自分の気持ち、言葉にしていますか？

小２の娘は、最近、作文の宿題がよく出ています。

何書いたらいいか、わからんー。。。

どうやって書いたらいいか、わからんーー。。。って言ってるのを、見守っています（笑）

小さい頃は、誰しも、読書感想文だって書いたことがあるでしょうし、作文の宿題だってたくさんしてきたはず・・・

でも、考えてみてください。

最近、大人になってから、自分の気持ち、言葉にしていますか？

感情って、どんな言葉があるんだろう？

私が子育てコーチングや、NVCを学び続ける中で、この「自分の気持ち」、つまり、「感情」を言葉にすることの大切さを感じています。

その大切さに気付きはじめたころ、娘と向き合って話をする機会に、「それってさ、どんな気持ち？」と聞いてみることを、よくしていました。

すると、娘にとって、

良かったことは、「いい気持ち」。

嫌だったことは、「嫌な気持ち」。

だいたい、返ってくるのは、その２つ・・・・

「もっとさぁ、いろんな言い方があるでしょう！！」と、逆にイラっとした記憶があります（笑）

でも、じゃぁ、私は今まで感情を言葉にしてきたんだろうか？と振り返った時・・・

答えは、もちろんNoでした。

気持ちを言葉にしてこなかったのは、

ワガママだって思われるんじゃないか。
自分のせいで、人に迷惑をかけそう。
嫌われたくない。

そんな私が、私の中にいたからかもしれません。

小学生のころ、

仲良しのお友達と私が、担任の先生に呼び出されました。

そこで、私は身に覚えがないことで「かよちゃんがやりました」と、そのお友達に言われたことがあります。

私は、びっくりしたのと同時に、何も言えなくて、何を言ったらいいのかわからなくて、

大好きだったそのお友達をかばいたい気持ちもあったのかなぁ。私が悪者でいいや。という諦めもあったかもしれません。

結局、「私やってません」とも、「そんな風に言われて悲しいです」とも言わず、そのまま口を開くことはありませんでした。

だけど、それでは、何も伝わらない。

このことが、今でも、まだ私の心の傷として残っているのは、

私自身が、「嫌だったなぁ」「悲しかったなぁ」という感情を、なかったことにして、言葉にしてこなかったからだと思っています。

感情ってどんな言葉があるんだろう？

NVC（非暴力コミュニケーション）では、感情のリストというものが公開されています。

たとえば・・
満たされているときに体験する、気持ち/感じ

うれしい・わくわくする・さわやかな・・・他にも、こんな感じ。

満たされていないときに体験する、気持ち/感じ

イライラする・モヤモヤする・はずかしい・・・他にも、こんな感じ。

日常生活をしている中で、たっくさんの感情が出ては消え、刻一刻と変わっていたり、

同じ感情が、ずーーーっと残っていることもあります。

その感情のほとんどが「無意識」だったり、逆に「意識」して押し込めていたりもします。

私が、こどもたちに、そして、自分の人生において望むのは、

せっかくの命。イキイキと輝かせて生きたい！ということ。

それなのに、感情を言葉にせず、押し込めていては、イキイキと生きられるでしょうか？

私が自分の気持ちを言葉にして大切にしない限り、結局、周りの意見に押されて、誰かの考えに流される。

今まで、感情を言葉にしてこなかった分、それができるようになるには、練習が必要です。

「わたし」の中にも、いろんな感情があるよね♡

それは、子どもだって同じこと。

こどもの気持ちを聞いてみても、モジモジしてたり、なかなか言わなかったりすると、だんだんイライラしてきて、

「もう！言わなきゃわかんないでしょ！！！」・・・と怒ったところで、

子どもがペラペラ話すわけもなく、余計に口を開かなくなるのは当然。

子どもだって練習が必要。今の習慣を変えようとする大人なら、なおさら。

気持ちを言葉にする。って、

「誰かに聞いてほしい！」　「伝えたい。」

そんな思いもあるけど、それよりまずは、自分が自分の声を聞いてあげること。

積み重ねだと思っています。

私も、まだまだ。。。子どもたちと一緒に成長していきたいな。と思っています。

あなたも、一緒に、練習はじめませんか？
※「NVC」と「食」を掛け合わせたオリジナル講座を今春からスタートすべく構築中です。
感情を言葉にすることも取り入れていきます♡　ご興味のある方は、ぜひ、お声掛けくださいね♡

こどもには、こんなカードも使えます↓